2016/09/21

中津商店街の併用住宅屋根工事編~動画~

中津商店街の併用住宅の工事では、神戸芸術工科大学の4回生の三好天都くんに記録写真と映像撮影編集で入ってもらっています。

その動画ができましたので、アップします。

大工の集団ではなく、設計の集団で、建物の解体から施工までを行っています。

施工協力メンバーも随時アップしていきますが、
まずは主力メンバーとして川名一吉さん(super architects)

川名さんには本当にお世話になっています。

私ひとりではどうにもならないこの物件を、なんとかしてくれる、力強い協力者です。
ご本人も設計事務所を営みながら、設計施工での仕事を多くされていて、風貌からは想像つかない(笑)おしゃれなものを作ってはります。
センスもあるし、いい人やし、面白いし、大工仕事もできる!お肉大好きお兄さんです。
川名さんとの出会いはOCT!
私がOCTの教員になったころ、夜間のTAをされていて、一緒に産学連携プロジェクトに関わってからの知り合いで、活動の面白さと人柄に惹かれて、いつか一緒に仕事がしたいと、今回の中津のプロジェクトをお願いしました。


2016/09/20

中津商店街の併用住宅屋根工事編②

中津商店街の併用住宅屋根工事は、夏も終わろうとしている今、もうずいぶん前になるのですが、本格的な梅雨入り前になんとか防水工事を終わらせようというのと、光が入らない1階部分になんとか光を入れるための「光ダクト」用のトップライト設置工事をしました。


防水屋さんとの打合せ後(中津商店街の併用住宅屋根工事編①参照)、まずは屋根の下地作りに入りました。


戦前の建物であり、庶民の長屋なので、かなり安く建てられた感じで、屋根の梁も小さいし、束はいがんでるし、垂木は小さいし、野地板は薄いし。。その上にずっしりと瓦が。。となんとも不安な屋根だったので、瓦を下し、野地板として構造用合板を一枚上から貼り剛性をとることにしました。

そして、屋根の形も複雑なので、塩ビ防水でくるっと全て巻いてしまうための下地作りをしました。



フラットな部分は勾配を取るために、下地の材料を切って、屋根に上がって下地を作ってその上から合板を貼ります。。


勾配屋根の部分は瓦を下して、その下の土を取り、合板を貼っていきます。


そしてトップライトのための穴をあけて、そこに、太陽の光を最大限に集められるよう、傾きのついた煙突のようなトップライトを設置しました。

そのうえで、防水やさんによる、シート防水で全体をくるっと覆ってもらう。

という一連の工事でした。

これで、とりあえず二階の屋根からの漏水は大丈夫!(なはず)


この後、いよいよ内部の構造補強工事に入っていきました。