2013/06/17

堀田さんの家・私の家・私たちのマチ

みずのき美術館で開催される、堀田哲明展「たくさんのひとつの家」の会期中にワークショップ講師を務めさせて頂きます。堀田哲明さんという、ある時からずっと家を描き続けてきた人の個展です。
画家による家の展覧会(建築展)。必見かと思います。是非ご参加ください。

ワークショップ 「堀田さんの家・私の家・私たちのマチ」
画用紙の中の堀田さんの「家」。大きさは? 住んでいるのは誰? ほかの家は?建築家SPACESPACEさんと一緒に、堀田さんの家、私たちの家が建つマチをつくってみましょう。

日時:7月27日(土)13:00~17:00
会場:みずのきカフェ
講師:SPACESPACE(www.spacspac.com
料金:無料
定員:25名(参加申込は、みずのき美術館まで)

以下、展覧会の概要です。

堀田哲明展 たくさんのひとつの家

開催期間:2013年6月22日(土)~9月1日(日)
開館時間:10:00ー18:00 休館日:月曜日・火曜日(但し、祝日は開館)
会場:みずのき美術館・みずのきカフェ(やまざき商店2階)
入館料:無料
主催:京都府・みずのき美術館
監修:保坂健二朗

監修者によるギャラリートーク
日時:7月20日(土)14:00~16:00
定員:40名(申込不要)

2012年10月に、乾久美子さんによる設計(リノベーション)で亀岡の商店街にオープンしたみ ずのき美術館。3つ目の展覧会となる今回は、はじめての個展となります。選ばれたのは堀田哲明さん。1949年に生まれた方で、ある時からずっと家を描き続けてきました。基本的に一枚に一軒の家。屋根の大きさ、窓の数はさまざま。塗り分け方も自由で、時々家の向きを変える。その結果、たくさんの家が生まれました。そんな堀田さんの作品を見ていると、「家って、こんなに豊かな表情を持つことができるんだ」「おお、こういう色使いもありえるのか」と驚かされることしばしばです。だから、この展覧会は、色彩の秘密を知りたい人や、豊かな建築をつくりたいと思っている人に、是非見てほしい。そして、展示された何百もの「家」を前にして、なぜ堀田さんがこれほどまでに家を描いたのかについて、ちょっと考えをめぐらしていただければ幸いです。ちなみに今回出品されるのは、すべてみずのきが所蔵する作品ですが、堀田さんの「家」は、アール・ブリュット・コレクションという、スイスはローザンヌにある美術館にも収蔵されています。お見逃しなく。

保坂健二朗(本展監修者、東京国立近代美術館主任研究員)