2010/09/27

CITY2.0--WEB世代の都市進化論

現在GYREにて開催中の展覧会「CITY2.0--WEB世代の都市進化論」、磯崎新の「海市」(1997)をヴァージョンアップして再展示するプロジェクト「海市2.0」への提案をSPACESPACEが行ないます。

■第2回ワークショップ
【10/2(土)】10:00-12:00

海市2.2 提案:中山英之、長谷川豪、SPACESPACE

海市2.2 模型+BIM 制作:東洋大学藤村研究室

海市2.2マンガ:mashcomix

カオス*ハウス プロジェクト:カオス*ラウンジ

ワークショップ進行:TEAM ROUNDABOUT
オブザーバー:濱野智史

展覧会名: "ゼロ年世代"の都市・建築・アート「CITY2.0--WEB世代の都市進化論
主催: GYRE
監修: 飯田高誉
キュレーション: 藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT
企画協力:黒瀬陽平 濱野智史
会期: 2010年9月18日[土]-10月24日[日]
会場: EYE OF GYRE
入場無料 不定休 11:00-20:00

GYRE
150-0001 東京都渋谷区神宮前5-10-1, 3F
Tel 03-3498-6990

2010/08/17

トークイベントのお知らせ

Architects from HYPER VILLAGE トークイベントのお知らせ
下記の日程でArtist Talkを行ないます。

■Artist Talk (1): 2010年8月21日 (土) 18:00 - 20:00
乾久美子、中山英之、垣内光司、SPACESPACE

■Artist Talk (2): 2010年8月28日 (土) 18:00 - 20:00
長谷川豪、中村竜治、dot architects、森田一弥

■Artist Talk (3): 2010年9月4日 (土) 18:00 - 20:00
五十嵐淳、吉村靖孝、木村松本、満田衛資、(徳山知永)

■会場: hiromiyoshii

■入場料: 無料

※いずれの回も座席を30席程度ご用意しております。満席の場合は立ち見とさせて頂きますので、予めご了承下さい。

2010/07/18

Architects from HYPER VILLAGE

下記の展覧会に出展することになりましたので、お知らせします。会場は東京ですが丁度夏休み中なので、是非。

■展覧会名: 「Architects from HYPER VILLAGE」
■キュレーション: TEAM ROUNDABOUT

■概要: 現代都市を都市(city)、大都市(metropolis)に続く超都市(hyper village)として捉え、そこから生まれた新しい世代の日本人建築家たちをフィーチャーします。

■出展: 乾久美子 五十嵐淳 大西麻貴 垣内光司 木村松本 SPACESPACE 徳山知永 dot architects 中村竜治 中山英之 能作文徳 長谷川豪 藤本壮介 藤村龍至 松岡聡田村裕希 満田衛資 森田一弥 吉村靖孝

■会期: 2010年8月6日[金]-10月2日[土]
■会場: hiromiyoshii
■入場無料 日月祝休 夏期休廊: 8月10日-14日

■hiromiyoshii
135-0024 東京都江東区清澄1-3-2
Tel 03-5620-0555
Fax 03-5620-0550

■本件に関するお問い合わせ先[情報掲載に関して]
藤村龍至建築設計事務所 [担当:岡田有為]
Tel 03-3476-6508
Fax 03-3476-6509
E-mail office(at)ryujifujimura.jp

詳細は上記までお問い合わせ下さい。

2010/05/26

いま、建築に何が可能か

というタイトルのシンポジウムに参加します。関西圏の人は是非ご参加ください。

- いま、建築に何が可能か -

これから僕らは何を“設計”するのか?
高度経済成長期までは建築分野の“設計”の対象は明確だった。
しかし、日本は2005年より人口減少時代に突入した。
2020年には新設の公共事業がなくなり、民間の住宅着工数も100万戸から50万戸に減ると言われている。
床は余り、「建てること」が無条件で求められる時代ではなくなるのだ。
これから建築を志す人は何を“設計”するのか?
これまでの建築分野の“先人”は、もはやロールモデルとして参考にならない。
建築の考え方や技術は他の何に使えるのか。

[日時] 6月19日(土) 18:30〜21:00
※終了後、会場近くにて懇親会を開催します。(希望者のみ)
懇親会…21:00〜23:00 会費3,000円

[会場] 大阪産業大学 梅田サテライトキャンパス(大阪駅前第3ビル 19階)

[参加費] 一般1,000円 学生500円(当日、会場にてお支払いください。)

[内容] 各パネリストによるプレゼンテーション(近作について)、パネルディスカッション

[参加パネリスト]
・吉永健一(吉永建築デザインスタジオ)
・河原司、中川晴夫、笠嶋彩子(Architect Taitan)
・田中淑恵、内藤玲子(SWITCH建築デザイン事務所)
・香川貴範、岸上純子(SPACE SPACE)
・家成俊勝、大東翼、赤代武志(dot architects)
・玉井恵里子(tapie)
(順不同、敬称略)

[コーディネーター]
・山崎亮(studio-L)

[参加申込み方法]
氏名・性別・年齢・所属・懇親会への参加有無を記入の上、下記メールアドレスまでご連絡ください。折り返し、事務局より参加のご案内をいたします。
申込み締切:2010年6月15日(火)
申込み先:hozsympo@gmail.com
短縮URL:http://hoz-pro.org/member/symposium.html (チラシをダウンロードできます。)
[主催] ホヅプロ実行委員会
[協力] 大阪産業大学、studio-L

2010/02/25

2/24より事務所移転致しました

SPACESPACEは、8年間お世話になった西区・阿波座を離れ、2月24日(水)より北区・天神橋へ移転しました。 

誠に恐れ入りますが、移転に伴い現在の住所・電話番号・ファックス番号が変更となりますので、下記の通りご案内申し上げます。

何卒、ご高承の上、一層のお引き立てを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

住所: 〒531-0041 大阪府大阪市北区天神橋7丁目10-14
電話: 050-3723-7577

S P A C E S P A C E 一同

2010/02/08

Most Impressive Architecture 2009

Most Impressive Architecture 2009。昨年一年を振り返り『新建築』『新建築住宅特集』に掲載された作品および論文・記事の中から、特に印象深かったものを3点選ぶという企画に以下の文章を寄稿しました。

アンケート結果が新建築.netに掲載されています。是非ご覧ください。

作品

掲載誌:新建築10月号
作品名:NOWHERE BUT SAJIMA
コメント:プライバシーや法的な条件が潜在化された、ファサードが作る「作品」の層が誌面では前景化している。しかし、別会社であるNowhere Resortを通して不動産事業にコミットし、リゾートの意味を問い郊外をリノベートしようとする、作品に定着し切れない「活動」の層との総体にこの建築の面白さがある。吉村氏の幾つかの作品には、この2層化が見られる。建築作品を読むことに要求されるリテラシーの所在は、変わってしまったのではないだろうか?

掲載誌:新建築5月号
作品名:奥沢の家
コメント:「残すべきものが無い」と感じる程の中から「選択」したものと新しく「付加」したものに、対比や序列を見出すのでは無く、全てを共時的に捉え、1つの作品として見出すリテラシーが新しい。合理性に繋がらない「選択」が設計であることに気づかされた。リフォーム・リノベーションが、新築を超えた豊かな空間を獲得し得る可能性と、そのジャンル自体が新しい「素材」であることを、これ程まで示せた作品は無いのではないだろうか?

掲載誌:新建築9月号
作品名:永井画廊
コメント:ファサード改修に満たない、ガラス一枚の入れ替えという余りに汎用な問題が、ガラスの入れ替えだけでインテリア、若しくは街の設計が可能か?という難問に書き換えられている。西沢氏の作品には毎回驚かされるが、2009年で一番衝撃を受けた作品だった。狭小住宅より更に小さなインテリアやリフォームの設計でデビューする若い建築家が増える中、ここまで汎用且つ、小さな問題では無かったのではないだろうか?

論文

掲載誌: 住宅特集10月号
論文・記事:メールディスカッション さまざまな地域性に応える住宅とは
コメント:北海道から九州で活動する建築家達のディスカッションは、建築を通して日本を縦断する包括感があり、議論の内容にも興味を持った。これまで、気候・風土といった永続する地域性についての議論は多く蓄積されて来たが、変化し続ける今そこに住む人の現在が抜け落ちて来たのでは無いか?末廣氏の「さまざまなコンテクストを並列に考え・・合理的に解釈し直す」という立場は、地域性を現代性の中に位置づけるきっかけになると感じた。

掲載誌:新建築11月号
論文・記事:日土小学校の保存再生がくれた夢
コメント:10年掛かった保存再生の道程は、とても読み応えがあった。多くのリノベーションの作品が雑誌に登場して来たが、やや方法や要素の問題として形骸化してきた感があると感じている。この論文には、新しいリノベーションの方法と可能性が示されていた。「設計手法が開放的で論理的なものであれば、その上に新しいルールを重ねた設計というゲームを続けることが出来る」ということ、即ち設計を上書き、重層する設計方法の可能性である。

掲載誌:住宅特集9月号
論文・記事:環境対応の発想を、新しい住宅像の契機に
コメント:作品掲載誌にあっては目新しい、ハウスメーカーの物件が新鮮だった。記事の企画自体が問題提起的である。新築だけでなく、リノベーションや住宅街区に及ぶ環境技術への研究・実績にはとても興味を持った。社会との明確な接点であるこの分野は、業界全体でコミットするべき場であり、建築家とハウスメーカーの境界を無効化する議論が必要である。高口氏の、太陽光利用などが新しい景観を生む規制になり得る、という発言に共感した。