2017/02/11

中津の併用住宅〜土間コン打ち〜

中津の併用住宅の現場は、ゆっくりながらも徐々に進んでいます。

11月の半ばには、構造補強の要ともなる基礎の土間コン打ちをしました。

この家は、仕上げの解体をして構造体をあらわにしたところほとんどの柱の足元が腐っていて、1階の面積が50平米ある中、地面についている柱が数本、、、という感じでした。
仕上げ材と土壁でなんとなくもっていて、長屋なのでなんとかお隣に支えてもらって建っているという状況でした。

残っている柱の足元にも基礎はない状態だったので、今回の改修にあたり構造を補強する中で、基礎スラブは重要な要素でした。

基礎なので、配筋をしてコンクリートを打ちました。

配筋の工事も見よう見まねで自分たちの手で。
学生たちも手伝ってくれてなんとか丸一日かけて配筋を終えました。














2017/01/04

謹 賀 新 年

旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。

本年もより一層尽力して参りたいと存じておりますので、何卒、昨年同様変わらぬご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2017年 元旦
S P A C E S P A C E/香 川 貴 範+岸 上 純 子


2016/11/08

松本家の休日

関西のローカル番組のようですが、「松本家の休日」という、ダウンタウンの松本さんのバラエティ番組で、先日中津商店街でロケがあったようで、来週の放送の予告編で、うちの中津の併用住宅の仮囲いの覗き穴をネタに使っていただいたようです!

「覗いて、中からキリで目ぇ疲れたらどうするん?」ってまっちゃんにネタにしてもらえてました。
光栄です!!

今週土曜日の深夜0:45~の放送のようですが、どのように使われているのでしょうか。

楽しみです!


2016/09/21

中津商店街の併用住宅屋根工事編~動画~

中津商店街の併用住宅の工事では、神戸芸術工科大学の4回生の三好天都くんに記録写真と映像撮影編集で入ってもらっています。

その動画ができましたので、アップします。

大工の集団ではなく、設計の集団で、建物の解体から施工までを行っています。

施工協力メンバーも随時アップしていきますが、
まずは主力メンバーとして川名一吉さん(super architects)

川名さんには本当にお世話になっています。

私ひとりではどうにもならないこの物件を、なんとかしてくれる、力強い協力者です。
ご本人も設計事務所を営みながら、設計施工での仕事を多くされていて、風貌からは想像つかない(笑)おしゃれなものを作ってはります。
センスもあるし、いい人やし、面白いし、大工仕事もできる!お肉大好きお兄さんです。
川名さんとの出会いはOCT!
私がOCTの教員になったころ、夜間のTAをされていて、一緒に産学連携プロジェクトに関わってからの知り合いで、活動の面白さと人柄に惹かれて、いつか一緒に仕事がしたいと、今回の中津のプロジェクトをお願いしました。


2016/09/20

中津商店街の併用住宅屋根工事編②

中津商店街の併用住宅屋根工事は、夏も終わろうとしている今、もうずいぶん前になるのですが、本格的な梅雨入り前になんとか防水工事を終わらせようというのと、光が入らない1階部分になんとか光を入れるための「光ダクト」用のトップライト設置工事をしました。


防水屋さんとの打合せ後(中津商店街の併用住宅屋根工事編①参照)、まずは屋根の下地作りに入りました。


戦前の建物であり、庶民の長屋なので、かなり安く建てられた感じで、屋根の梁も小さいし、束はいがんでるし、垂木は小さいし、野地板は薄いし。。その上にずっしりと瓦が。。となんとも不安な屋根だったので、瓦を下し、野地板として構造用合板を一枚上から貼り剛性をとることにしました。

そして、屋根の形も複雑なので、塩ビ防水でくるっと全て巻いてしまうための下地作りをしました。



フラットな部分は勾配を取るために、下地の材料を切って、屋根に上がって下地を作ってその上から合板を貼ります。。


勾配屋根の部分は瓦を下して、その下の土を取り、合板を貼っていきます。


そしてトップライトのための穴をあけて、そこに、太陽の光を最大限に集められるよう、傾きのついた煙突のようなトップライトを設置しました。

そのうえで、防水やさんによる、シート防水で全体をくるっと覆ってもらう。

という一連の工事でした。

これで、とりあえず二階の屋根からの漏水は大丈夫!(なはず)


この後、いよいよ内部の構造補強工事に入っていきました。